近代陶芸の巨匠 板谷波山 氷華磁香炉 桜の訪れと共に冬の名残りを懐かしむような「氷」の「華」。 この「氷華磁香炉」は、波山作陶史の中での大正から昭和初期に新世代の陶芸家の先駆けとなった頃の作品です。 白い素地に透明釉をかけたいわゆる白磁。釉はやや青味を帯びて、表面には貫入が入り、ゆったりとした丸みが豊満潤湿な香爐。。。 是非お手に取って波山の真摯の気風を感じて頂きたく思います。 親愛なる板谷波山様。。。我が茨城の名山 筑波山を愛し号を「波山」として下さった事、同郷で商いを営む者として光栄至極に存じております。 令和5年3月3日 記 長谷川義起 ブロンズ日本犬 一対 螺鈿卓付 前の記事 人間国宝 荒川豊蔵 瀬戸黒茶碗 次の記事